俺ら参上ッッ!!
「ひかりのこと…好きだろ」
「……は?」
今…なんつった?
「お前、ひかりのこと好きなんだな」
「はぁぁああああああ!!!!??」
オレは飛び起きた。
いきなり何言ってんだこいつ!?
「それ以外ありえないだろ」
玖白はコーヒーを飲みながらいつも通り、冷静にオレに言った。
「いや、わかんねーよ…そんなん」
「だろうな、お前は女を好きになったことないしな」
「……」
まぁ…それは否定できねーけどよ…
「今分からなくても、その内気づくだろ…
お前はいいやつだからな」
「………」
なんかビミョーに照れんな…//
でも玖白、サンキュ
「でもアイツ、九条のこと好きなんだぜ?」
「うむ…」
玖白は腕を組んで考えこんだ。
待つこと10分…
「ん、いい提案がある」
「マジで!?」
オレは自分でもビックリするくらい反射的に身体が動いた。
「フッ…やっぱり好きなんだな」
「うっせ!//」
「まぁとりあえず、だ
あいつは九条に心惹かれてるんだろ?」
「ん、そうだな」
またひかりの言葉が頭に響く。
「じゃあ…お前が押せ
引かれない程度にな」
「だよなーやっぱ」
身体の力が抜けて、またオレは寝転がった。
でも…そうだよな
オレが頑張らなくちゃな。
やっぱオレ…アイツのこと好きなのかもしんねーわ…
オレは真っ直ぐ見えるウザったい青空に拳を向けた。
「ぜってー落としてやる!
青空、オメェとの嫌な縁もここで打ち切りな!!」
「ははっ、何言ってんだお前っ」
「わっかんねー!」
オレと玖白は二人で大笑いした。
まぁ、その後先生にこっぴどく叱られたんだけど。
まぁいい
オレは…ひかりが好きだ。
待ってろよ、ひかり