俺ら参上ッッ!!
*ひかりside*
ピピピ
「んんー…」
もう朝…??
「もうちょっと寝てたい…」
今日は学校じゃないからゆっくり寝られる…はずなんだけど。
「ヤバ!?
今日恋一とデートだった!!」
私は急いでベットから飛び起きて、1階へ行った。
「あ、ひかりおはよー
休みの日なのに早いね」
「りゅ、龍進!
今日の朝ご飯なに!?」
「慌てない慌てない。
今日は鯖の味噌煮ー」
うわぁ…いい匂い…!
「さすが龍進!」
「いつもありがとね。
ひかりぐらいだよ、僕の料理いつも褒めるの」
龍進は苦笑いした。
まぁ…秋斗と雅哉は素直じゃないからなぁ
私は手早くご飯を食べて、顔洗って歯磨きして…
「問題は…服装なんだよね
あと髪型とかメイクとか」
地味な格好は学校だけ。
地味な性格も学校だけ。
恋一は本当の私を知ってるから、気つかわなくてもいい。
「どーしよどーしよ!!」
クローゼットから服をあさってあさりまくっていたら、
「おはよひか……お前なにしてんの?」
「へ?」
振り返ったら、雅哉がドアのところに立っていた。
「ま、雅哉!?
入るときはノックくらいしてよ!」
「ノックしても返事なかったんだけど…」
うっ…気づかなかった。
「朝っぱらから隣から騒がしい音が聞こえると思ったら…
デートか?ひかり」
「なっ…!!//」
変なとこ鋭いんだから雅哉は!
「ふーん、図星かぁ」
「な、なによっ」
雅哉は私の顔をニヤニヤしながら見ていた。
「おいひかり、オレに任せろ」
「え?」
「服装、髪、メイク
全部オレに任せろって」
雅哉はニカッと笑って親指を立てた。
た、確かに雅哉センスいいし…メイクもうまいし…
「お、お願い…します」
「おっしゃ任せろ!」
そして雅哉に任せること一時間…
「完成!」
「うわぁ…!」
ちょっと小悪魔っぽい服に、髪を巻いて、メイクはナチュラルに。
さすが雅哉…!
「ありがとう雅哉!
さすが!!」
「おう!
つかひかり、さすがってよく言うよな(笑)」
「口癖!(笑)」
私は急いで恋一と待ち合わせしている駅前に急いだ。