俺ら参上ッッ!!
*恋一side*
オレはいきなり九条に呼び出されて校舎裏に来た。
「なんだよ話って」
まぁ多分ひかりのことだろうな
「お前…ほんとに海野と付き合ってんのか?」
ほらやっぱりな
「あ?付き合ってるよ
お前に関係ねーだろ」
「……ある」
は?
「俺は海野が好きだ、中学の頃から…」
「……」
悲しそうな顔で九条は言った。
コイツ…本気だな。
「お前が海野と付き合ってようが関係ない。
俺は本気でひかりを奪いにいく」
「…それで?」
「騎馬戦で1位になったらデートしてくれって言った。
だからお前に負けられない」
「ふーん…」
なら…オレも黙ってらんないな!
「オレが1位とったらひかりに絶対近づくな」
「あぁ…わかった」
「だけどな…」
それじゃ可哀想だから、
「告白はしていいぞ、オレの前でな」
「……いいのか?」
「あぁ、オレはひかりを信じてるからな
絶対心が揺るがないって」
まぁほんとは付き合ってないんだけどな笑
「わかった」
「じゃなー」
別れを告げた時、九条が口を開いた。
「宮内…お前意外といいやつなんだな。
そんなヤンキーくさいのに」
「は?失礼だっつの!」
気づいたら笑っていた。
九条、お前のこと最低なやつとしか思ってなかったけど、中々熱いやつだな。
見直したよ
九条がライバルか…燃えるな!
それにひかりはぜってー渡さねー!