俺ら参上ッッ!!

*恋一side*


ひかりに背を向けていたら、予想外なことをひかりがした。
オレの背中にある傷全部に優しくキスをする。

ば、バカかコイツ!//

胸の高鳴りがおさまらない。
ひかりの唇の温かさにドキドキしっぱなしだ。


「ん…」


変な声出すなよ…//
やべー…ダメだ

そう思った瞬間、オレはひかりの方を向いて抱きしめた。


「こ、恋一!?////」

「…バカかお前は」


強く強くひかりを抱きしめる。
久しぶりに感じるひかりの体温に、ずっと抱きしめていたくなる。
裸だから余計に。


「お前さ…こんなことして…
どーなっても知らねーぞ」

「っ!?//」


何言ってるのかなんて自分でもわからないけど、事実だ。


「私…は…」


ひかり困ってんな…


「わりぃ…」


そう言って身体を離した瞬間、


「離さないでっ!」

「っ!」


ひかりからオレを抱きしめた。


「どうなってもいい…
何されたって…私は恋一が好きだから…」

「ひかり…」


バカだ…
ほんとバカだよ…ひかりは。

そう思った瞬間、オレは保健室のベットへひかりを抱き抱えて押し倒した。


ドサッ


「恋一…」

「今ここで…こんなことされてもいいのか?」


ゆっくりひかりの太ももを触る。
理性が抑えきれなくなっていた。


「うん…
私は恋一が好き…だから」


声が震えてる。
そのひかりの声を聞いて、ハッとした。


「…アホだオレ…」


ひかりの首に顔を埋める。


「わりぃひかり…
今自分の理性に負けそうだった…」

「恋一…」

「オレはひかりを大事にしたいんだよ…!」


ひかりの手を握ったら、優しく握り返してくれた。

ひかりの体温…
やべー、久しぶりだ…
やっぱり好きだ…


「なぁひかり…」

「ん…??」

「こんな体制で言うのもアレだけどさ…
オレにキスしてくれな……っ!?」


言葉の途中でひかりはオレにキスした。
前と違って、少し慣れたキス。
落ち着く…ひかりの唇。


「ひかり…」

「なんでもするって…言ったから」

「バーカ…」


今度はオレからキスした。
何度も何度も。
空いた時間を埋めるようにひかりを求める。


「ふぁ…」


少し息苦しそうにしているひかりを見るのも久しぶりで、好きという感情が込み上げる。


「ひかり…好きだ…」

「私も…好き」


背中の痛みなんてとっくに忘れた。
目の前にいるひかりが夢じゃないことが、すごく嬉しかった。

また…戻ってきてくれた…
今度は絶対…離さない。







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