曖昧プラトニック【完】






なによりも重く、重く、
悲しく、あたしの中に沈んでいく。

心の中に大きな隕石が落ちてきたみたいに、ゆっくりと、のしかかる言葉の重さ。




「...う、うん!わかってる」

「......」

「えと、別にOKして欲しかったわけじゃなくて、あたしが、前に進むための...告白だったから...それに、ふられるとしか考えてなかったし......」

「...ごめん」

「...謝らないで?」

「...」

「......春希。こういうのもあれだけど...」

「?」

「あたしと、今まで通り友達で、いてくれる...?」



恐る恐る、そう聞いた。


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