曖昧プラトニック【完】








「あ、そうだ。じゃぁこれやるよ」



そういって、カバンに忍ばせてあったサイフからなにかを取り出した春希。


「なに?」

「この前、駅前のフード店行ったら貰った。2枚あるから、1枚やるよ」

「え、いいの?」

「うん」

「おいしかった?そこ」

「んー、まぁね」

「ありがとう」



あたしは、春希から貰ったフード店の割引券をカバンの中に入れた。


へぇ、30%割引か。




< 149 / 222 >

この作品をシェア

pagetop