曖昧プラトニック【完】








教室中が、静まり返った。

きっと、みんなあの綺麗すぎる容姿に呆気にとられているのだろう。
頬を染める女の子に、無言の男の子。



予想通りの反応だ...。




「...土屋 蒼空(ツチヤ ソラ)」



後ろの黒板に書かれたアイツの名前。



...土屋 蒼空...。




< 32 / 222 >

この作品をシェア

pagetop