そばに居てくれますか？

｢なおさん。行きましょう？一緒に行きますから行きましょう！｣

｢私、行かない。」

｢じゃぁ、あたしが一人で行って話してきます。｣
それから仕事に戻ったが気になっていた。
仕事を終えた美紀はＪＪに向かった。

｢立石さんですよね？なおさんは来ませんよ。｣
｢そうなんだ。君はこの前、神木と一緒に居た。｣
｢菊地です。それより、何でなおさんを呼び出したりするの？あんなヒドイ事言っておいて！｣

｢君は何か知ってるの？｣
｢はい。全部聞きました。｣
｢そう！｣
と、しばらく黙り込む立石。その姿は少し寂し気に見えた美紀

｢あの〜？｣

｢あっ、ごめん。当然だよね。来ないのは、俺が悪いんだから、それに俺・・・。」

｢あんなに優しくて強いなおさんが泣いて荒れるなんて今までになかったんですよ！？私、あなたを許せなくて、代わりにここへ来ました。｣

｢美紀ちゃんだっけ？彼女に伝えて欲しいんだ｣
｢何をですか？｣

｢俺、あの日からずっと彼女の事が気になってて、あんなに強がっていてあんなに弱く折れそうな人は始めてなんだ。それに後ろ姿が忘れられなくて、すごく傷つけた事もわかってる。だから、
もう一度、ちゃんと会って話したいんだ。そして謝りたい！」