そばに居てくれますか？
｢はい。山口？今からマスターの所へ来て、すぐだよ！｣

｢はい。わかりました。｣
山口が合流して３人は飲みながら話した。なおはいくら飲んでも酔う事が出来なかった。美紀は、すごく酔っていた。

｢私。ホントは、あの人にムカついたんじゃないです。自分にムカついたんです。｣

｢何だそれ？｣
と、正人。
｢だって。あの人になおさんの事どんな人かと聞かれて。
[優しくて。強くて。私の憧れの人]
としか答えられなかった。でも、あの人はそれがなおさんのホントの姿かなって？！私、その言葉に何も言えなくなって。それにそれは私の勝手な理想の先輩の姿だって言われて、そうかもって思ったの。だから余計にムカついたの！」
と、泣き出してしまった。
｢美紀、泣くなよ。それにしても何だその立石って奴。｣
正人が言った。その時、私は正直。複雑な心境だった。
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表紙・目次

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