そばに居てくれますか?
「そんなの知らない?と言うか今、始めて聞いたよ。それに言わせて貰うけど私は山口の事、後輩としか思ってない。これはハッキリ言っておく!」

「何でですか?男として見てくださいよ!」


「見れない!それに見た所でやっぱり男友達にしかならない。今までの私の態度が悪いなら謝る。二度と、こういうの止めて!」

「何でですか?俺・・・。」
と。なおの手を掴んだ。
「美紀はあんたの事ホントに好きなんだよ!その気持ちを知ってて山口を男として見れるわけないじゃん。」

「じゃぁ、美紀が居なければ男として見てくれるんですか?」

「だから、バカだね!私は、あなたを男としては見られないって言ってるの!」

「わかりました。そんなに言うなら、なおさん!特別な人をホントに好きな人を作って下さいよ。そうすれば俺、諦めますから!」

「そんな事、簡単に言わないでよ!」

「そうでもしないと諦められないです!」

「あぁ!もう、止めよう。私、帰るわ!美紀の事、お願いね!」
と、なおは店を出た。

「ちょっと、なおさん!」なおは歩きながら

[面倒な事になっちゃったな。これも全部、私が素直じゃないからだ!]
と、また自暴自棄に陥っていた。
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