そばに居てくれますか？

陸は何度も声をかけたが反応しないなおを急いで医務室へ運んだ。
しばらくして、なおは
意識を取り戻した。
目の前には陸が居た。
｢ここは？｣
｢医務室です。良かった。今、先生を呼ぶから！｣
と、コールをならした。
｢すみません。ご迷惑をかけて、もう大丈夫ですから仕事に戻ってください。｣
と、言うと。そこに先生が入ってきた。
｢意識が戻って良かったです。君、自分の身体の事。わかってますか？
どこか病院へは？」
｢はぁ？行ってません。｣｢そうですか！では、すぐに大学病院へ行って検査を受けて下さい。紹介状は書きますから。」
｢どういう事ですか？どこが悪いんですか？｣
｢申し上げて良いんですか？｣
と、先生が陸を見る。
｢あっ、後にして下さい。この人には関係のない事なので。」
｢いいです。俺に構わずどうぞ！｣
｢そうですか？｣
｢ちょっと待ってくだい。立石さん、本当にありがとうございました。仕事に戻ってください。｣陸は部屋を出たが気になって入口で話しを聞いて
｢先生。お願いします。｣｢はい。まずこの症状はいつからですか？」
｢子供の頃何度もあります、ここ半年前から頻繁に起こるようになりました。｣