そばに居てくれますか？

再会

その日は、何時になく荒れていた私。後輩の山口に電話した。

｢もしもし。山口？今から居酒屋カエルに来なさい。｣

｢えっ？なおさん。もしかして酔ってます？｣

｢酔ってません。いいから直ぐに来なさい！｣

｢はい。わかりました。｣しばらくして、山口は
カエルに着いた。
マスターが言った。

｢山ちゃん。知ってる？なおちゃん、今日はいつもと全く別人で仕事で何か在ったみたいなんだよ。さっきから[芸能人って奴は、許せん！]ってずっと言ってるんだけどさ。何か聞いてる？｣

｢いいえ、何も聞いてませんけど。それより俺、連れて帰りますよ。｣ そして。なおの家に着いた。

｢大丈夫ですか？しっかりして下さいよ！｣

｢大丈夫です。しっかりしてます。｣と、口が回っていない。山口は、なおをベッドへ寝かせた。しばらくしてなおはベッドに居る事に気が付いた
｢痛！頭が痛い。｣

｢なおさん？｣
と、声をかけられて驚いた。そこに後輩の山口が立っていた。

｢何か、あったんですか？そんなになるまで飲むなんて？｣

｢何にもないよ。山口？ここまで送ってくれたの？有難う！｣
と、またそのまま寝てしまった。朝、目が覚めると頭痛が酷くて喉が渇いた。
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表紙・目次

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