そばに居てくれますか?
「そう。有難う!
美紀は、山口に用事で来ただけなのよね?
他に用事はあるの?」

「はい。正人が居るかなって思って。他に用事は・・・。」

「ないみいね。じゃあ、悪いんだけどさ。もう、帰って貰ってもいいかな?疲れてるんだ。それに一人で考えたい事もあるからさ。ホント、悪いんだけどさ!」

「帰りません。私!」

「何で?他に用事はないんでしょ?」

「用事、ありました。
なおさん昨日。何か、
あったんですか?」

「別に、何もないよ!」

「ウソです。さっき正人が言ってたんです!昨日なおさんが凄く荒れていたって。仕事で何かあったんですか?それとも、私にも言えない事が
あったんですか?」

「何にもないよ。ホントだって!」

「だって、珍しいじゃないですか?なおさんが
そんなになるまで飲んで酔い潰れるなんて!」

「わかった。話すよ、でも。美紀にだけ話す!
山口にも他の人にも話さないって約束できるなら、話してもいいかな!」
「えっ?正人にもですか?」

「そう。山口にもね!」

「わかりました。女同士の約束は守ります。」
そして、昨日あった
出来事を全て話した。

「そうだったんですか?なおさん、立石君のファンでしたもんね。」
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