コンクリート・ハウス
「なンだよ、いってぇーな!この野郎!」


タクランケが向かって来る。


今まで笑っていた連中もさすがに慌てて、止めに入って来る。


「おいっヤメロって!」
「うるせぇ、このちょんまげ野郎!!」「ああ?なんだと?」


俺もタクランケも完全に熱くなっていた。止められても尚、掴みあいをした。


「…そのへんにしとけ。いい加減にしねぇと警備員来るぞ。」



最後まで椅子に腰を下ろしていた、「眼鏡の父さん」が立ち上がり言い放った。

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