誠の鬼と×××を
「まだお前は9つなんだぞ。
それに藤井屋の旦那はもう50じゃないか」
「そうそう。おまけに幼女好きなんだって。
本当、笑っちゃう」
「ざけんな……ふざけんなよ!自分を犠牲にすんなって」
こんなに歳三が声をあげたのは初めてだった。
それも私のことで、
「ありがとう、歳三」
大丈夫。
なんとかやってける。
今までだってそうやって耐えてきたんだ。
だから大丈夫。
「また会えたらいっぱい話そうね」