武士道セブンティーン!!
「……女!何故ここにいる?!」
「やぁ斎藤君。おひさー」
「部屋から出るなと言っただろう!戻れ!」
「不可抗力なんですけどぉ。そんなに目くじら立てないでくれま、せん?」
言いながら、飛び上がって身を捻り、回し蹴りで浪士を地に叩きつける。
スカートだが、誰も気にしていないだろう。
「……!」
斎藤が驚いたような顔であたしを見つめる。
「足手まとい、とか言わないで下さいね。
これ以上コケにされたら堪りませんから」
「……せいぜい足を引っ張るなよ!」
「貴方もなっ!」
やっぱり彼は話の分かる奴だ。
誰かさんらとは大違いだな。