武士道セブンティーン!!
「え?女のくせに剣術出来るのか?」
目を丸くしてあたしを見つめるチビオ。
うわ腹立つ。カチンときた。
「貴方こそ、そんな女みたいなツラして剣術が出来るんですか?わぁビックリ」
わざとらしく口に手を当て目を大きくした。
チビオ……何だっけ、藤堂?は、美形………まぁ平たく言うと女顔だ。
もしかしたらあたしより繊細な顔立ちしてんじゃないか。
もっと腹立つな。
まぁ、男なのに女顔って言われていい気のする奴はいないだろう。
「顔関係ねぇだろ!馬鹿にすんなよこのアバズレ!」
案の定気を悪くしたらしい藤堂は、険悪な表情になり怒鳴った。
失礼な言葉つきで。
「おい……」
永倉が目を細めて藤堂を見やる。
あたしはニヤリと笑った。