武士道セブンティーン!!
「言ってろよ。そん時は相討ちだ」
「相討ちの前に息の根止めてやる」
「………あーもーやめろってぇ!
どいつもこいつも宮本の口車に乗せられて。
こんなひねくれ者、いちいち構ってたらキリがありませんよ」
一触即発なあたしと土方に、横から口を挟んだのは永倉だった。
「そうだ。やめないか二人とも。
トシも大人げないぞ。宮本君も、ここに喧嘩を売りにきたんじゃないだろう。
買いに来たんだろう?」
「近藤さん、そのたしなめ方は何か違うだろ」
意外に天然だったらしい近藤に、疲れたように永倉は項垂れた。