武士道セブンティーン!!
竹刀を正眼に構え、藤堂を見つめる。
静かな道場に、誰かの息を飲む声が聞こえた。
「………始め!」
その合図に、強く足を踏み出し気合いと共に竹刀を振る。
藤堂にはそれを当たり前に交わされて、
素早い動きで掛かってきた。
「やぁっ!」
「たぁぁぁっ!」
強い相手。
この女顔が“幹部”というのは本当だらしい。
やってみて分かる。
血がたぎる。
体が高揚する。
自分と同等、またはそれ以上。
強い相手とやり合うのは楽しくて仕方がない。