武士道セブンティーン!!

どうやら殿下はご乱心らしい。

猫を被っていた沖田君。もとから隠せてなかった化け猫のツラがさらに丸見えだよ。


「程度の低い争いしないで下さいメンドくさい。同族嫌悪も大概にして下さいよ」

「「同族?!」」


驚きに目を剥きながら声を上げる。
不覚にも土方と被ってしまい、お互いを睨みながら沖田に詰め寄る。


「ねぇ誰と誰が同族なんですか?
まさかあたしとこのスットコドッコイじゃありませんよね」

「誰がスットコドッコイだ。撤回しろ総司、この女と一緒にされるなんて御免だ」

「こっちの台詞だ!」

「そういうとこがですよ。ガキ」

学習しないあたしと土方に、
沖田は呆れやうんざりを通り越し嫌悪を込めた瞳を細めていた───。



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