武士道セブンティーン!!
当てられたのは刀だった。信じられない。初対面にこんなもん向ける?つか、いつ抜いたんだ。全く見えなかった。
「……その怪しい格好。何故こんなところに女がいる。お前、長州の奴か?」
「チャーシュー?いや、あたし人間ですし。食えませんよ」
「ふざけてるのか」
「すんません」
取りあえず両手を上げた。無抵抗ポーズ。一生のうちにこんなことする日が来るとは。
まったく人生とは感慨深い。
「もう一度聞く。お前、長州の奴か?」
「……あの、質問の意味が分かんないんですが」
「はぁ?」