武士道セブンティーン!!
出戻り小姓 ・ 眞希さん
てな訳で。
「………………」
連行された訳ですが。
「………………」
「着いたぞ女」
「………………」
おい。
こいつら………っ
「あ、山崎さんお疲れ様でしたー。疲れたでしょう」
「はい」
「…………あたしの心配をしろ────っっ!!」
・・・・
担がれた状態で山崎の顔に膝蹴りを食らわせたが、
あっさり手で止められ押し返しながら宙に放り投げられた。
「ちっ」
無理やり体を捻って背中から着地を防いだ。
「へぇ、中々身が軽いんですねぇ。そんな風に見えないですけど」
「殺されたいんですか」
あたしはゆったり立ち上がりながら沖田と山崎を睨む。
涼しげな顔をしたコイツらが心底憎くてたまらん!
あたしが何故山崎に担がれていたかというと。