武士道セブンティーン!!
ふん、と皮肉ったあたしに、沖田はニコリと笑った。
「貴女の死体を片付けるのは一体誰だと思ってるんです?
見知った女のぐちゃぐちゃな最期の姿なんて見たくないし、殺された方が助けるより面倒くさいと思ったんです。
別に貴女を思って助けた訳じゃないですよ」
笑顔で何つーこと言ってくれてんの。
やっぱこいつ大概腹黒いな!
人として最低だ!
「お前、行くとこ行くとこでろくなもんと対面しないな。妙なもん引き寄せてんなよ」
「好きで絡まれてんじゃないし!黙ってろハゲ!」
「ハゲてねぇ!ざけんなクソ女!」
「うっさい、この…………?!」
いつの間にか忘れてたように感じなくなっていた痛みが、声を上げたことで蘇ってきた。
ズキンと、腹に捩れるような痛みが走る。
「いっ…………つぅ、」
横っ腹を押さえながらよろよろと蹲る
あたしを、二人のクソ野郎は平然とした顔であたしを見下ろす。
「腹でも下したのか?厠行って来い」
「死ね」
女に言う言葉かそれは。