武士道セブンティーン!!

「永倉組長ッ!」

平隊士の声に、ハッと身を翻し前から来た敵の肩を突いた。
ヒッと息をのんだ声を上げ、足から崩れ落ちた。

「斬った奴はどっか端に投げとけ!息のある奴は捕縛して屯所に連れてけ!」

ハイッと威勢のいい返事を聞きながら、刀を仕舞うと、平隊士の一人が声をかけてきた。

それに答えながら、ぎろりと視線を向け、

「……誰だ、お前」

と言った。

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