武士道セブンティーン!!
奴は自分を指差し、俺が頷いたのを見ると、
“じょしこうせい” と名乗った。
じょしこうせいが何なのか知らないが、一つ分かったのはコイツが女だということ。
それを言うと気を悪くしたのか、眉間を寄せた。
俺は近くに落ちていた白い物体を持ち上げた。
意外に重かった。
それを持って女に近付いた。
なるほど、近くて見ると確かに小さ………くはないが、細い。
華奢な身体で男だと思われたらいい気はしないだろう。