武士道セブンティーン!!
「お茶入れてきましたけどー」
返事を聞く前に障子を開けて入ると、すごい形相で土方が睨んできた。
「返事を聞いてから開けろ。心臓に悪いだろうが」
「声はかけましたし、そんなにいきなりじゃなかったですけど。
聞かれたくない話でもしてたんですか?」
意味深に土方をみつめると、見つめると不自然に逸らされた目。
あからさまですなぁ。
「聞かれたくないならお茶ぐらい自分で入れればいいんですよ。自分で」
「うるせぇな。何のための小姓だよ」
「体のいい召使いじゃないんですから。
あんまりコキ使うとそのうち後悔しますからね」
「ハッ。するかアホ」
馬鹿にしたように笑われたので、鼻で笑い返す。
土方の前に湯呑みを力を込めて叩きおくと、飛び散ったお茶に土方が悲鳴を上げた。