武士道セブンティーン!!
踏み潰された紙ヒコーキ。
怯える為三郎に怒鳴りつけた新見。
あたしを嘲た芹沢のあの目、言葉。
「…………謝りません。あたしは間違ってないので」
スクッと立ち上がったあたしに、近藤の厳しい声がかかった。
「宮本君。間違ってる間違ってないが問題じゃなくて、
年上の者に対して失礼な口を叩いたなら、それは人として謝らねばならないことだよ」
「………………」
「というかなぁ、今ここで芹沢と問題起こされたァ困るんだよ。
こっちは無断でお前を隠して匿っていたっつー弱みがあるからな」
何それ。何それ。何それ。
お前たちの為に、あたしは自分を曲げてまであいつらに謝らなければならないのか。
…………そんなもん。
「…………絶対に謝らん」
「宮本」
「謝らん!もっかい言う、あたしは何も間違ったことはしていない」
大きな声を上げたあたしに驚いたのか、
部屋の中の奴らがみんな、目を見開いてあたしを見た。