武士道セブンティーン!!
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「…………………」
斎藤に連れられて、廊下を歩く。
どうやら、面白いものが見れそうな場所というのは、土方の部屋らしい。
(え、ちょっと待って。部屋から勝手に出てるのバレたら、
面白いもの見る前にあたしお陀仏になりそうなんだけど)
内心焦る。
しかしあの斎藤が面白いものと言うくらいだ、何かすっごく気になる。
バレなきゃいいかな、なんて呑気なことを考えた。
部屋が近付くと、何だか向こうの方が少し騒がしい。
ちょうど土方の部屋のあたり。
どうかしたのか。また土方と沖田がしょーもない喧嘩でもしているのかもしれない。
(全く、飽きもせず何回も)
あたしは呆れてふぅと息をついた。
段々近付くにつれて声も大きくなって、騒いでいるのが土方と沖田ではないと分かった。
叫んでいる声が甲高い。
子供だ。
というか。
「為三郎…………?」