武士道セブンティーン!!
「目付きは悪いわ性格も悪そうだわ、永倉は絶賛反抗期の不良みたいだな」
「おいテメェ。何ブツクサ言ってやがる。名は何と言うんだ」
機嫌悪そうにそう言った男。顔はいいのに残念な奴だ。
「はい?名乗られてもいないのに何で言わなきゃなんないんです?ジョーシキでしょう、いい大人がカッコわるー」
ニヤリと笑うと、男前が眉間に半端ないシワを刻んだ。
「しっわしわ。老けるよオジサン。もっとにこやかに行かないと」
「……てめぇ」
男前の頬がヒクヒクと震える。うわ何これ、ちょーウケる。
「名前知りたいですか?じゃそっちからどうぞ」
「……てめぇに名乗るくれぇなら知らなくていい。テメェは今からクソ女だ」
「了解。性悪男」
そう言うと、ますます男前の顔が引きつった。