武士道セブンティーン!!



布団から出て、静かに障子を開けた。


月の光が差し込む。

真っ暗な空間から出たから、眩しさに目を細めた。



さわさわと、少し前より涼しくなった風邪が、あたしの体にまとわりつく。


あたしは縁側に座って、手を後ろについて空を見上げた。


こうして何もしていないと、宵の出来事を思い出してしまう。



『醜い目よの』



さっきはただ、怖かった。


でも今は、ひたすらムッとしている。


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