武士道セブンティーン!!
ドッ!
「いっ……た、」
半ば突き飛ばすかのように放り投げられた。
冷たく固い地面に膝を強打する。
「何するんですか」
手をついて起き上がり永倉を睨み付ける。永倉は蔵の入り口からあたしを見下ろした。
「朝までこの蔵で大人しくしてるんだな。お前、ちょっと口がすぎるよ」
「充分大人しいじゃないですか」
「どこがだよ。すっとぼけてあーだこーだ。
ナメてるだろ」
「テメェら舐める趣味なんざねぇよ」
「そういうとこがだよ」