武士道セブンティーン!!
沖田は縄を巻き終え、立ち上がったあたしの耳元に唇を寄せた。
「貴女がそんな分不相応な事をする方には見えませんが……もし、あの人たちに危害を加えるようなら、……俺は容赦なく斬りますよ」
艶やかな声が、まるで別人のように最後に一層低くなった。思わず身震いする。
あたしは遅れてにこりと笑うと、
「何言ってるんです?今、貴方がこうして縄で縛ったじゃないですか。こんな状態で一体何が出来るっていうんです」
「……なら、いいんですけどね」