武士道セブンティーン!!
「そんなに怯えないでくれません?別にもうキレたりしませんよ」
柔らかくなった、というか通常に戻ったあたしの口調に、土方がハッとし「あ、ああ…」と呟いた。
他のメンツは衝撃がデカかったのかまだ固まっている。そんなに驚いたのだろうか。
「ビックリしてるのは構いませんけど、驚くなら後にしてくれません?早くしてほしいんです。尋問なり拷問なり」
どうぞ、と促すあたしに、土方はしばらくポカンとしたあと、
「………クッ。てぇした女だ」
と、さっきまでの驚愕はどこやら、面白そうに喉で笑っていた。
背後の沖田も押し殺して笑っている。
「オイコラ。いつまで固まってんだよテメーら。いいかげん戻ってきやがれ」
土方がパンパンと手を鳴らした。