武士道セブンティーン!!
「口が巧いんじゃなく、誘導するのが上手なんだと思います。すぐムキになる人ほど操りやすいのっていませんから」
「なるほど」
「乗るな総司!宮本話そらすな!とっとと言えってんだよ!」
怒鳴った土方にあたしはしらけた目を向けた。睨まれても困る。あたしこういう奴ですから。
「えー。だって皆さんどうせ信じないじゃないすかー」
チラリと周りを見渡す。目が合った、さっきのチビオと不気味発言の男はビクッと肩を竦ませて目をそらした。地味に傷つくし。
「んなもん、話聞かなきゃ分かんねぇだろうが。とっとと言え」
いや、言わなくても結果みえてるんで。
……ん、でも待てよ……
(やり方によっちゃ、以外とイイ線いくか?)
どのみちいつか吐かされるだろうし、尋問であるうちに言っといた方がいいか……。
(タイミングって大事だよね)
「どーしよーかなー。信じてくれますー?」
「いいから言え」
「未来から来ました」
「………はぁ?」