武士道セブンティーン!!
「頼む……やめてくれ…」
「あはっ、あはっ、あはははは!」
「何で笑ってんだ総司?」
「いやぁ、こりゃあいい。傑作だ傑作。確かに殺されかねないよねぇ」
沖田は目尻に浮かんだ涙を拭うと、ちらりと意地悪く土方を見てからあたしを見た。
「おもしろいねぇ、眞希ちゃん。気に入った、君とは相性良さそうだ」
「不快な気分です」
「くっ、変な女。俺は信じるよ、君のこと」
「あ、マジで?アザーっす、総司君」
「てかさぁ、何で知ってるの」
「未来では世間に知れ渡ってますよ。先生が嬉しそうに教えてくれました」
「あんなのが?ぶはっ」
「やめろっつってんだろッ!!総司もいいかげんにしろ!」
土方が堪えかねて声を上げた。顔が少し赤らんでいる。
「恥ずかしがることないじゃないですか。あたし結構好きですよ」
自分から言い出しといてアレだが、何だか土方が憐れに見えたので、フォローをいれといた。