武士道セブンティーン!!
「え?」
「ところで、信じてもらえました?」
ポカンとしている土方に問い掛けると、奴は我に返ったようにハッとし、「あ、ああ…」と歯切れ悪く頷いた。
「?」と見つめているあたしの隣で、笑いを噛み殺して土方を見ていた沖田がいた。
「近藤さん、どうだ?」
「う━━ん……俺はまだ甘いような気が」
近藤さん、と呼ばれた男が顎をさすりながら言う。
まぁ、そうだよね。沖田以外誰も知らなそうだし。
「それなら……」
あたしはスカートのポケットに手を入れた。中からスマホを取り出す。
最初からこれ使った方が早かったかも。
カメラモードにして、沖田の顔に向ける。
「総司君、笑ってー」
「?」
沖田は不思議そうにあたしを見ながらにこりと笑った。シャッターを押すと、カシャリと音がする。
「何した?」