武士道セブンティーン!!
「さっき信じるって言ったじゃないですか」
「未来から来たのは信じるとは言ったが、疑わないとは言ってねぇぞ」
屁理屈ー!
「自分だってさっき名乗ろうとしてたでしょ?!相手されないからって拗ねてんですかぁ?」
「はぁ?ふざけたこと言ってんじゃねぇ。誰が拗ねるかよ、勘違いするな」
むっかつくぅ。メッチャむっかつくぅ。
「そもそも、自己紹介なんかしてどうすんだ。コイツは女だぞ」
「うーん」
「うちは女人禁制だ。それを無しにしたって、
その女には利用価値がねぇ」
「…………………」
・・・
その女には、っつーか“女には”、だろ。
「使えねぇ奴は女も男も浪士組にはいらねぇ。普通の女ならまだしも、コイツはただ口が悪ィ異様な女だろうが」
その左目の布とかな。
「━━━……」
ドクン、と。
心臓が嫌な音を立てた。