武士道セブンティーン!!
「何がオカシイんですかー」
ムッと不機嫌に永倉を見る。
「お前が清々しいくらい口が達者だからな」
「そりゃあーどうもォ」
あたしは四つん這いで歩きながら部屋を出て、永倉の隣に腰掛けた。
「何当たり前みたいに部屋出てんだよ。入れ」
「永倉さんが寂しかろうと思って」
「嘘こけ。寂しいのはお前だろう」
「そーですよ」
素直に認めたあたしを、永倉は横目にチラリと見て、視線を戻した。
どうやらこれ以上は言及しないらしい。
「……知ってるんですよねー」
「何が」