武士道セブンティーン!!
永倉は何も映さない無表情であたしを見ていた。
「あたしのこと思ってって言っても、貴方たち
あたしを疑う気バリバリでしょう。
土方は露骨だし、沖田さんは目ぇ笑ってないし」
それは永倉さんも然り。
「俳句云々のことも、帰る場所がないってのも、カスみたいな思いやりなんでしょうね」
言いながら、
あーあたし、そうとうひねくれてるなーと思った。
そんな自分を笑いながら、目を閉じて俯いた。
「……ちゃんと、分かってますから」
だから、別にどーでもいいんです。
「信用されたい訳じゃないし。
あたしは、あたしの好きな人に信じてもらえたらそれでジューブン」