武士道セブンティーン!!
「ギャンギャン騒ぐしか能がないのなら寝たらどうだ。もう夜四つだ」
夜四つて何。
日本語通じねぇよ。
「こんな固い畳じゃ眠れませんー」
「布団がないんだ。文句を言うな」
「言ってるつもりはありませんけど」
「そうか」
この人やりにくい。
あたしはため息をついて転がると、横向きになり腕を枕にした。
起きててもすることないし。
読んでた本は三回ぐらい読んだやつだし。
斎藤君は喋ってもつまらないし。失礼だけどね。
「……寝たのか」
寝てねぇし。