武士道セブンティーン!!
「……アンタの母さんは躾がなってないなぁ」
笑うあたしに怪訝に思った男が、イライラとしていた。
「あぁ?! ぐっ……」
畳を強く蹴り、飛ぶように男にかかりながら、
竹刀で横っ腹を強く打った。
「全く、非常識なヤローだよ」
ぐらついた男の首に腕を回して力を籠めると、
ピクピクしていた身体から力が抜けた。
畳に崩れ落ちた男を見下ろして、一言。
「土足で部屋上がんな。常識だろうが」