二重人格神様~金と碧の王~

夜会2




「うわ…凄い」

海鈴さんに連れられ屋敷の地下にある通路を渡り、怪しい扉をあけ部屋にはいり、再び通路を歩くことを数回繰り返し、最後の扉を開けると、その光景に驚いた。



扉を抜けると碧いバラのアーチがあり、それを潜ると大きな門があり、長い階段の先には大きな白と黒をモチーフにしたお城。


まるで、女の子の憧れのお城がそこにはあった。むかし、おとうさんに読んで貰った魔法にかかるお姫様の物語。



私がいる深界とはまるで違う。


なにより、一番違うと感じるのは空。黒く星は一切ないく、ただ、あるのは大きな黄金色に輝く大きな月。







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