二重人格神様~金と碧の王~
その光りに照らされるこの世界はとても、素敵、それが素直な感想。
「冥界って言うんで…なんか怖いイメージはありましたけど、全然違いますね」
前に少し聞いたけれど、こうみると印象はかわる。
「こっちのほうが、いい?」
「え?そんなことないですよ。深界のほうがいいです。決まってるじゃないですか!」
海鈴さんの腕に腕を絡ませると、彼は満足したように歩きだし、門番に名を名乗ればお城へと促された。
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