二重人格神様~金と碧の王~


「もしかして、その体調が悪いのって、いるんじゃない?」


「かもしれませんね。母上様も待ち望んでますから、身籠れば嬉しいです」

「そうだね」

「会いに、来てくださいね。凜様、会いたがってますよ」

「紫音から聞いたよ。そのうちね。その時は彼女といくから」


私の肩を抱き、引き寄せるとツヴァイさんが微笑み「 かしこまりました」と、言う。その後は、ツヴァイさんと天界の話だろうか。難しい話を初め、私は傍で黙ってきいていた。



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