二重人格神様~金と碧の王~
『グレン様は神様です。龍の血をひく、龍神です。悪魔なのではありません』
『なら、どうして俺を閉じ込めるんだ?海鈴はいつも逃げる。あの牢獄に閉じ込めるといつも俺に変わるんだ。俺は…もう、いやだよ』
『…グレン様…』
『暗くて、寂しくて、冷たい…俺は…どうかなりそうだよ…助けて、じーじ…』
『…….』
泣きつくグレンを老人は優しく抱き締めた
『あと、少しの辛抱です。あと、少しですから…』
『う…んっ』
その言葉を最後に、グレンは眠ったー…
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