二重人格神様~金と碧の王~



「あ、いのり様?どうされました?叫び声が聞こえたので」


「…あ」


しまった…アレスがいるのに、私は何をあんなに叫んでしまったのだろう。


「ご、ごめんな、さい」

「え?」


けど、ここにはいたくない。

そのままアレスに頭をさげ、私は急いでその場から逃げ去った。






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