二重人格神様~金と碧の王~


「ほら、俺はそんな声が聞きたいんじゃない。フェイランなら大丈夫だ。気をつかって、どこかに行く。だから、もっと、声をだせ」


脚を掴まれそのまま、身体を回転ささられる。

向かいあい、グレンさんの首に手を回すと、深く繋がった気がした。



なんか、もう、本当におかしくなる。


グレンさんに触れたこの数日で、わたしの身体は変わったとおもう。


少しのことで、敏感になって、熱くなる。これも、なにもかもグレンさんのせいだ。


それは、私がグレンさんを求めてる証拠だから...


「グレンさん...」

「なんだよ」

「その...も、もっと...近付きたい」


ほら、こんな事を言ってしまう。

そう言うとグレンさんは、笑みをうかべ、私の脚を掴み爪を食い込ませる。


「好きだな、乱暴で、強引なの」


そんな風になったのは、あなたのせいだよ。グレンさん。





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