13才、身籠りました。

新井こうじ

次の日の朝、あたしはまだ迷っていた。 

『新井こうじは本気にあたしのことが好きなの?』 

『あたしは新井こうじの 彼女になるの?』


一回「好き」って言われると、どうしても意識してしまう。 


あたしはすでに新井こうじのことを好きになりかけていた。


「いってきまぁーす…」 
あたしは、気分が乗り切らないまま家を出た。


「おはよう。」


「!?」


あたしの目の前にいたのは新井こうじだった。
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