虹色ドロップ
――――怜に、わたしは釣り合ってるのかな。
本当にわたしなんかでいいのかな。
わたしは特にかわいいわけでもないし、成績も運動もいたって普通だし
ましてや特技なんてなにもない。
そんなわたしなんかが彼女で、怜はしあわせなのかな。
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「何?なんか悩みでもあんの?」
次の日の昼休み。
中学からの仲良しの友達であるのんちゃんと、教室でランチ。
いきなり単刀直入にのんちゃんがズバッと発言をした。
「へっ!?なんでわかったの!?」
「めい、わかりやすすぎ」
「うっ.......」
仕方ないじゃないか、どうしても顔にでちゃう性格なんだもの。
のんちゃんはけっこう毒舌な和風美人だ。
なんでもズバズバ言っちゃうところがたまにキズだけど、
わたしがどんなに悩んでても、いつも簡単に解決の糸口を探し当ててくれる。