[完]バスケ王子に恋をして。
「私……春樹に会わなかったらよかったよ……グスッ……会わなかったら……恋しなかったのに……咲羅のことずっと……好きなのに……咲羅……のこと嫌いになりそうで……怖いよ……」

ーグイッ

「きゃっ!!」

海斗にいきなり抱きしめられた。

「あー……もう限界」

海斗が呆れたように吐き出した。

「限界……?」

意味がわからないよ?

「お前俺を好きになれ」



俺を好きになれ……?

「どうゆう意味?」

なんでそんなこと言うのかホントにわからない。

だって……さっき私……春樹のこと好きって言ったよね……?

「俺が好きだからに決まってんだろ」
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